『ずぐり』は、雪国である津軽の独特のコマで、津軽の子どもたちの玩具として冬の間の遊びの一つでした。 現在は民芸品としても重宝されています。 昭和62年、地元の黒石郵便局が、昔から続いている冬場の遊びである『ずぐり回し』の普及を目的に、2月のこの時期に「黒石ずぐり回し大会」を開催し、現在に至っています。 普通の独楽と違い雪の上でもよく回るように軸の部分が太く丸みをおび、すり鉢型の内側にはろくろ模様がきれいに彩色されています。 ずぐりの種類は、『皿ずぐり』や『かぶずぐり』、『二重・三重』、『子持ちずぐり』があり、ずぐり回しで遊ぶのは主に「皿ずぐり」と「かぶずぐり」です。 雪を踏み固めた場所を、さらにずぐりでピカピカに磨いて、稲ワラでなった縄を巻きつけて回し回転時間を競いあうのです。 回る姿は美しく、まるで止まっているかのようです。 |
撮影:2008年2月 |
優勝カップは当然のごとく『ずぐり型』・・・・・ |
津軽黒石四季彩たより
ローカルネット・商舎