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『日本の道百選』にも選ばれた伝統的建造物が残る黒石市中町どおりのこみせは、黒石藩政時代から今に残る木造のアーケード状の通路です。
現在、まとまった形で残されているのは全国的にも類例がないといわれ、こみせ通りには、国の重要文化財の「高橋家」をはじめ、造り酒屋、住家などの「こみせ」が連なる町並みを形成しています。昔は雨の日でも傘がなくても町の中を歩くことができたくらいです。夏は暑い日差しをさえぎり、冬は吹雪や積雪から人を守り、軒を連ねていた商家はもちろん人々にとってはなくてはならないものでした。
平成16年に黒石市は歴史的景観保存条例を制定し、平成17年に文化庁による重要伝統的建造物群に選定され、町並みの保存・修理活動を展開しています。 |
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黒石市中町こみせ通り
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